テラッカソン2022(秋)イベントレポート

京都で毎年行われる「Terackathon(テラッカソン)」の第4回が開催されました。LikePayは本イベントの開発メンターとして、ノーコードツールAdaloでのMVP開発をサポートしました。

近藤 左貴
2023
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皆さんこんにちは!

広報担当の近藤です。

京都で年2回行われる「Terackathon(テラッカソン)」が開催されました。

LikePayは第1回から参加しており、今回で4回目を迎えました。弊社は参加者である学生のアイデアをノーコードツールでカタチにするレクチャーやメンタリングを担当しています。

会場は京都市右京区にある妙心寺。広い敷地には沢山のお寺が並び、まるでお寺の町のような風景が楽しめます。

Terackathonとは?

テラッカソンは名前の通り、寺×ハッカソン。なんとお寺でハッカソンを行います。本イベントはテラッカソンが提唱する「試せ、巻き込め、時代を作れ」というマインドで、学生の町「京都」に眠る事業家の卵と企業を繋ぎ「事を成す」人材を育成する事を目的として開催されています。

テラッカソンのHPはこちらから

主催者の声

テラッカソンの発起人、三輪功祐さんにお話を聞きました。

LikePay代表のイーゴリ(左)とForNeighbors代表の三輪功祐さん(右)

―テラッカソンを始められたきっかけを教えてください。

 京都の学生は機会が不足しているという課題を感じていました。私は学生時代京都の大学に通っていて、海外のグローバルなIT企業でインターンをしていました。その中で、日本のテクノロジーは遅れている、中でも京都の学生はテクノロジーの知見がないというのは大きな問題だと思います。経済が停滞している日本にはテクノロジーは欠かせない、そしてそれを推進する事業家気質の人が少ないんじゃないかと思っています。テクノロジーの知見と事業家のマインドを育てる、というのがテラッカソンでやっていることになります。

―お寺でやろうと思われたのは?

 一つは禅寺の実践の精神にあります。修行僧が座禅を組む時、5分くらい説明を受けたら、とりあえずやってみなさい、と言われる。ハッカソンってリラックスした空間でクリエイティビティを発揮するというのが重要で、静かで美しい庭があるお寺は親和性が高いと気づきました。

―ノーコードツールの魅力は何でしょうか。

 ノーコードツールは非エンジニアでも扱える、いわばテクノロジーの民主化です。従来とは違い、素人でもアイデアからMVPを開発して最小限の時間とコストで検証ができる、画期的なツールです。それをファーストステップとして、テクノロジーを理解した事業家に育ってほしいという思いがあります。

―これから参加したいと思っている学生に向けて、一言お願いします。

 テラッカソンというのは、その名の通りお寺でやるハッカソンのことです。自分自身で何か事を起こしたい、これからの日本を社会を作っていく、そういった熱い想いを持った方に来ていただきたいです。一歩踏み出す経験と仲間とノーコードという武器がテラッカソンでは2か月で手に入ります。ぜひテラッカソンに来て、同世代の熱い想いを持つ仲間とお寺で熱い時間を過ごしてほしいと思います。

イベントの流れ

テラッカソンは10月下旬のアイデアソンと、12月初旬の本番テラッカソンの約1カ月にわたる長期のハッカソンです。

Step1. アイデアソン 10月下旬 参加者全員の発表からアイデアを絞ってチームを編成

Step2. メンタリング 各チームをオンラインで技術的なサポートやアイデアの壁打ち

Step3. テラッカソン 12月初旬 最終発表に向けてお寺で1拍2日、座禅と精進料理も

アイデアソン(10月22日)

アイデアソンでは本番のテラッカソンに向けて、30人の学生がビジネスアイデアをピッチで競います。事前にテラッカソンのスタッフとメンタリングを行い、アイデアの壁打ちをしてピッチに臨みます。最終的に審査員が上位8のアイデアに絞ってチームを作ります。

午前-  ピッチ前のメンタリング 

午後-3minピッチ・審査発表 

昼食はミシュラン一つ星を獲得した精進料理!縁側の向こうに広がる庭を眺めながら、静かに味わいました。京都らしい贅沢な体験でした。

選ばれた8のアイデアからチームを編成し、12月に行われる最終ピッチまでにノーコードツールAdaloを使ってアプリケーションを開発してサービスをカタチにしていきます。

LikePayはその間に個別にメンタリングを行い、サポートします。

テラッカソン(12月)

 再び一堂に会する日がやってきました。学生たちは最終ピッチに向けてこの日までチームで準備を進めてきました。

1日目(12月3日)

午前-  主催者挨拶・ メンタリング 技術的なサポートやアイデアの壁打ちをします。

昼食-  精進料理を味わいました。

午後-  メンタリング 

夕食-  一日の終わりに特別な精進料理をいただきました。

ミシュラン一つ星の評価を獲得した精進料理。

2日目(12月4日)

午前-  冴えた冬の早朝4時、座禅を組んでこれからの本番に向けて精神を統一します。

最終メンタリング 

午後-  最終ピッチ  パッション溢れる各チームの発表に審査員も熱いフィードバックで応えます。

審査・結果発表  優勝したチームは豪華な特典が授与されました!

終了- 2日間お疲れさまでした!

参加者の声

参加した学生お二人にテラッカソンに参加したきっかけを伺いました。

東京からお越しの熊谷さん

 以前にサービス事業をしていたのですが、ローンチまでいったか、法人化できたか、という所でコンプレックスを感じていました。それを解消するために、まずはやる、カタチにする、という行動の実績をテラッカソンで実現したいです。

同じく東京からの参加 笠倉さん

 大学の授業でノーコードに出会い興味を持ちました。お寺で開発をできるというのが、新しくて面白いと思ったので参加を決めました。今までアイデアを思いついても、それを実現する所までには至っていなかったので、テラッカソンでその一歩を踏み出したいと思います。

今回のピッチで見事1位に選ばれた金沢さんに今回のピッチの感想をお聞ききしました。

 アイデアをMVP検証するのに、ノーコードツールで開発するテラッカソンがぴったりだったので参加しました。ネット上で問題になっている著作権の問題に関するアイデアで取り組んでいます。アプリケーションは直ぐに実装できると思うので、ネット上でキャンペーンをしたり、データの解析などの議論をしていきたいです。

LikePayスタッフの声

今回テラッカソンでメンターを務めたLikePayのスタッフ3名がイベントを振り返りました。

テラッカソン1日目のLikePayメンター

第1回からメンターを務める矢野さん(写真中央)

 第1回からメンターとして参加させていただいています。私の過去のフリーランスでの経験で辛かったことは「一緒に切磋琢磨するチームがない」ことでした。テラッカソンでは学生達がそれぞれプロジェクトの企画から実装まで、チームで切磋琢磨するだけでなく、他の参加者ともコミュニケーションし、自分たちのサービスについて意見を交換し合うことで、より多くの繋がりを築き、人を巻き込んでいます。ハッカソンで優勝することだけが成果ではなく、それまでの過程、経験こそがテラッカソン最大の醍醐味だと思っています。これから参加する方々に伝えたいことは、自ら考え行動し、恥ずかしい思いをしてでも、挑戦し続けてほしいです。

2回目の参加となるメンターの猪田さん(写真左)

 テラッカソンでメンターをさせてもらうのは、私にとって今回が2回目でした。まず、同世代の方達がこれからの世に必要なプロダクトを発見して、それらを実現させる為にテラッカソンという大きなイベントに参加して、沢山の同士や大人達の前でピッチをしている事にとても感銘を受けました。テラッカソンに参加して得られる事は、自分のプロダクトの成長以外にも、沢山の人脈に出会える事だと思いました。こんな素敵なイベントに、メンターとして関われた事を嬉しく思います。

3回目の参加となるメンターの松原さん(写真右)

 今回はテラッカソンに開発メンターとして参加させていただきました。私自身は今回で三度目の参加となるのですが、毎度新しい気付きや経験があり楽しませていただいております。テラッカソンでは、起業や新たな挑戦をしたいという学生が目がキラキラさせながら真剣に取り組んでいます。そういった姿勢の方と開発の面でサポートできることがとても嬉しく、毎回良い影響を受けています。特に私自身も大学生のため、今まで会えなかったような学生との横の繋がりはもちろんですし、自分の経験を通して手助けできることにとても嬉しく思っています。テラッカソンは集中して新しい挑戦ができる絶好のチャンスです。もし少しでも自分を変えたい、自分のプロダクトで起業したいという想いがあればぜひ参加してください。私たちが全力でサポートします。

最後に

今回でテラッカソンは第4回を迎え、100名を超える学生をサポートしてきました。過去の参加者がメンターを務めたり、イベントの運営に携わるなど、テラッカソンは参加した学生さんにとって愛着の湧く、つながりの深いコミュニティへと進化しました。

LikePayもテラッカソン事務局、協賛企業と共に、テラッカソンという場で次世代の起業家を育てるという大きなムーブメントを起こすことができ、とても嬉しく思います。これからもLikePayはテラッカソンと協力し、ノーコードという最速で動けるテクノロジーを浸透させ、移り変わりの激しい世の中に適応できる人材を育成し、みんなで社会に良い変化を起こすというミッションを遂行していきます。

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